実力診断

方法

実力を見極める方法は簡単です。

直近5回分の過去問を権利関係(いわゆる民法関連)のみピックアップして、制限時間を設け解きます。

本試験を想定するため、できる限り問題をプリントアウトして紙媒体で解いてください。復習は不要です。答え合わせのみしてください。

あくまで現時点での素の実力を図るためです。(高得点を取りたいなどと思って)予習をしてはいけません。

例年、問題の第1問から14問までが権利関係です。5回分、70問のみです。

制限時間を設けて問題を解いてください。

理想は3回分を1時間、少し休憩を挟んで残り2回分を40分(合計所要時間2時間弱)2タームに分けて解いてみることをおすすめします。

注意すべき点は、問題を解く際に2~3分考えてもまったく正誤がわからなかった問題はパスします。パス問は不正解であることを前提に飛ばしてください。ただ、なんとなく正誤がわかる問題については、消去法を使うなりして、自分なりの解答テクニックを使うことはかまいません。

過去問とその答えは、下記ボタンのサイトから拾ってください。

(ただし、当たり前ですが法改正には応じておりませんので、現時点での正解とは限らない問題が含まれている可能性があります)

属性の見極め

問題を解き終わりましたら点数を算出して、ご自身にあてはまる属性をご確認ください。

パターン1(最上位)

ほぼ満点(間違えが70問中5問以内)かつ、8割方の問題の正誤を確実に見抜けた上、解答時間もけっこう余ったレベル

宅建レベルでの権利関係の学習は一切不要です。

この属性の方は、要領よく学習すれば3日(25~30時間)もあれば十分合格レベルに達成するでしょう。

もし合格レベルの点数では飽き足らず満点を狙いた方は、過去問を中心に宅建特有のジャンルを集中的に学習されればよいと思います。

このレベルの方へは、そもそもアドバイスも不要だと考えます。ご自身の学習スタイルを貫いてください。

ただ、宅建の受験を考えていらっしゃる大多数の方は、上記属性には当てはまらないでしょう。

パターン2(上位)

各回ごとで見たときに最低でも9問以上は得点でき、かつ全体の5割程度の問題の正誤は確実に見抜けられた。残りの問題の多くも2択程度までは絞ることができる。解答時間にも余裕があったレベル

このレベル以上に到達されている方は、宅建の権利関係は合格点に達しています。ですので、権利関係の学習時間は極力少なめにし、それ以外の科目の学習に時間を充てるべきです。

この属性の方は要領よく学習すれば、50時間前後の学習時間があれば合格できるポテンシャルを秘めていらっしゃると思います。

100時間も学習すれば、お釣りがくるかもしれません。

この属性の方への具体的な学習方法の提案は、こちらからどうぞ【後日公開予定】。

パターン3(及第点)

パターン2には及ばないけれども、全体で45問以上は正解していた。各回ごとで見たときに10問以上取れる回もある。全体的にあいまいな知識が多いため、消去法を使いなんとなく正解できたレベル

この属性の方は、独学100時間以内学習の宅建合格にぜひチャレンジしてください。

ただし、短期間での集中した学習スタイルを貫かなければ、合格はなかなか勝ち取れないと思います。

この属性の方への具体的な学習方法の提案は、こちらからどうぞ【後日公開予定】。

補足(パターン1から3の属性の方へ)


上記の属性いずれかにあてはまったとしても、仕事の関係上絶対に受からなければならない方や、リスクを取らずに余裕をもって一回で受かりたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。

そのような方は、お金と時間をかけて確実に受かる方法を取られた方が無難でしょう。

学習時間の少なさにこだわる必要はまったくありません。有料講座を併用して確実に合格を勝ち取るべきです。

たしかに有料講座を聴くと、独学に比べ学習時間が増えますし費用もかさみますので、正直無駄が増えます。しかし、無駄を省きメリハリをつける工夫もできます。たとえば権利関係の講義は完全無視し、宅建業法部分のみの講座を使い倒すなど、ご自身にとっての最適解の講座の使い方で無難に合格を勝ち取ることも可能です。

有料講座の最大のデメリットは、時間を無駄に取られることだと私は考えますが、合格が絶対必要条件に挙がる方は、背に腹は代えられません。「ウサギタイプ」(有料講座)の学習方法もご検討ください。

ただ、この場合でも学習期間の目標設定は、長くても半年までにしましょう。学習期間が長引くと、モチベーションの維持が保ちづらくなります。

パターン4

さて、上記3つの属性のいずれにもあてはまらなかった方は、大まかに以下の2つに分かれると思います。

パターン4の1
法律自体の学習経験はあるものの、そもそも民法を今まで学習したことないとか、大学の授業で取り合えず民法を受講中(した)などといった方。現時点では、いわゆる初学者に属するパターン

この属性の方はポテンシャルは十分あります。点数なんて気にする必要はありません。

独学で短期合格にチャレンジする価値はあります。

ただ、本当に民法の学習経験がまったくないのであれば、100時間以内の学習時間で合格するのは難しいかもしれません。

ご自身の学習の進捗状況に合わせて、「ウサギタイプ」(独学)の学習への乗り換えも検討された方が無難です。ただ、その場合でも独学で十分合格を目指せると思います。

まずは、100時間で合格する具体的な学習方法の提案はこちらです【後日公開予定】。

ちょっと自分にはハードすぎると思われた方は、「うさぎタイプ」(独学)の学習方法へお進みください。こちらからどうぞ【後日公開予定】。

パターン4の2
宅建以外の法律系資格など(たとえば行政書士・司法書士・予備試験など)の学習経験が1年以上あって、かつ民法も一通り学習済みである。にもかかわらず、パターン3以上の得点に至らないレベル

この属性の方は、学習スタイルについて慎重に検討してください。

ご自身の今の実力と合格レベルとの学力差を、客観的に分析されることをお勧めします。

この属性に至った方は、民法自体が単純に苦手なだけかもしれません。しかし、残念ながら法律への適性がそもそも低い場合も考えられます。

もちろん宅建レベルの試験ですので、どうとでも修正が利きます。

しかし厳しいようですが、ずば抜けた暗記力など並々ならぬ特殊な能力を持っていらっしゃらない限り、独学100時間以内での一発合格目標はあきらめた方が無難です。

高い学力をもっていらっしゃっても法的思考への適性があるとはかぎりません。

人それぞれ適性は異なります。たとえば国語が得意な人でも、数学が苦手な方もおられます。

ぜひ「うさぎタイプ」(有料講座)の方法への乗り換えをご検討ください。

人によっては、独学は大きな危険が伴います。急がば回れです。

「うさぎタイプ」(有料講座)のページへはこちらからどうぞ【後日公開予定】。

タイトルとURLをコピーしました